おおむぎ工房(旧:大麦工房ロア)の大麦ダクワーズの広告を新聞でたまに見かけますが、大麦ダクワーズの特徴は「小麦を使っていない」、「大麦100%」にあります。
では、大麦には小麦アレルギーのようなアレルギーを引き起こす心配はないのでしょうか?
何故、おおむぎ工房(旧:大麦工房ロア)の大麦ダクワーズは小麦を使わないのでしょうか?
そこで、大麦と小麦の違いをグルテン、栄養成分面で比較してみました。
大麦と小麦の違いは?
大麦工房ロアの大麦ダクワーズには「小麦を使っていない」、「大麦100%」という特徴があります。
※大麦ブッセには小麦が使用されています。
大麦と小麦は親戚?
大麦も小麦も、いずれもイネ科に属する植物で、種子は食用とされる穀物です。
小麦と言うと、小麦アレルギーがありますが、大麦にはアレルギーはないのでしょうか?
大麦と小麦の違いは何でしょうか?
グルテンの違い
小麦
小麦にはグルテンというタンパク質が豊富に含まれています。
パンをふっくらとするのはグルテンの働きです。
しかし、このグルテンが小麦アレルギーの原因になるので、最近はグルテンフリーの食品が開発されています。
大麦
一方、大麦にはグルテンは(殆ど)含まれておらず、パンには向いていません。
大麦にはホルデインというタンパク質が含まれています。
ホルデインはグルテンと分子構造が似ているので、小麦アレルギーの方は注意が必要です。
大麦工房ロアでは、ふっくらとしたブッセには小麦を使い、さくっとした食感のダクワーズは大麦100%なのは、そういう理由でしょう。
大麦工房ロアが大麦を主原料に使っているのは、グルテンというよりは、その栄養成分の違いにあるようです。
栄養成分の違い
大麦も小麦も良く似た栄養成分ですが、栄養価に若干の違いがあります。
※分量はいずれも100gあたり
①食物繊維が豊富
小麦が2.5gなのに対し、大麦には8.5gの食物繊維が含まれます。
何と、3倍以上。
さらにサツマイモの4倍に相当します。
食物繊維はダイエットの強い味方です。
②カリウムが多い
小麦120㎎に対して大麦には170㎎のカリウムが含まれています。
カリウムには血圧を下げる働きがあると言われています。
このように大麦には体に良い栄養が含まれています。
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